10年越しのメッセージ
こんばんは、
ずいぶんブログを休んでしまいました。
開業して 2年目を迎えるにあたり、 開業を勧めていただいた、日本の脳外科を立ち上げたともいえる偉大な先生にご挨拶を終え、
実は新たなプロジェクトへ向けて、大きな舵取り、決断をいくつか迫られる日々が依然として続いています。
しかし、「自分で自分の体を手入れする。」ことをただ伝えたいそのことからは全くぶれません。
自分が抱えている「宝」が大変なものなので、どのようにすれば一番impactが強いか、模索中です。
そのような状況で、自分では、全く実感のわかない、お金の話や、社会の話などをしていると、とてもとてもなぜだか、孤独感に襲われることがあります。
今日も、大きな台風の後で、秋のような香りの漂う、たそがれのためか、そのような気持ちになってしまいまいた。
そんなとき、社会人になって一年目、医師になって一年目、僕は直面する 現実が受け止めきれず、なぜだか書いたこともない詩を書いていた時期がありました。
その詩を読み返すということを、してみました。
今年、医師となり11年目です。
10年前の僕は語りかけてきます。「10年後の僕へ」
僕はとてもとても変わったと思います。でも、もしかしたら何も変わっていない気がします。
10年前の詩にあぶり出ている心の叫びは、抱えきれない現実があぶり出した、僕自身の原型、本質かもしれません。
10年前の僕と、今の僕の大きく違うところは、「僕自身の原型、本質」を感じているところではないかと思います。
何十編かありますので、 しばらくシリーズでこのブログにのせたいと思います。もしよろしければ、感想などいただけますとうれしいです。
10年前の詩集より、、、
初めましてそしてさようなら
君にあったのは
もう旅立った後だったね
点滴取らせてね。さっきの子はこれで目がさめたんだ
泣き叫び、お母さんに抱きしめられてやっと泣き止んだのだよ
君もめいっぱい暴れてごらん、
真っ白で冷たい手、喉頭鏡の入りにくい固く冷たい口
つかの間の63日というこの世の滞在
君のお母さんはね今の君を抱きたくないって
そうだね、君はもういってしまったんだ・・・。
これからは僕らの仕事
君の旅立ちをお母さんに伝えること
男の人たちにかかえられて入ってきた君のお母さん
必死で君を見まいと、逃げようとする
力の限り現実を否定する言葉を張り上げる
そして
無情に響く死亡宣告
力尽き床にくずれる、、
君を産んだときの、あの自信たっぷりで、
未来を信じ
一人で君を育てる決意をした
君のお母さんは今、
・・・
ここのベッドの上には
行き場を求め
静かに現実が佇んでいる
fromER
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
どのような形であっても、以前の自分に出会うことは大切なことと思います。初心を思いだしたり、成長を感じたり、または大切なことを思い出させてくれることでもあるのですね。
10年前の詩集すごいですね。詩を読んでいると医療者側の立場や患者様やご家族の気持ちが伝わってくきます。その光景が目の前に浮かんでくるように感じました。
10年前の詩集はとても心に響きました。
自分もたまには過去を振り返り、今を見て、よく自己分析をして未来へ進んで行きたいと思います
。
生命の誕生と同時に死へのカウントダウンが始まる・・・そんな現実を改めて感じました。だからこそ日々の生活に感謝し、大切に生きていくべきだと思いました。
源流様 ありがとうございます。日々の生活に感謝していきたいです。