ネパール ポカラ訪問で得た気づき 食に関して
おはようございます。一週間日本にいなかっただけでだいぶ季節が変わっています。
なにせ、一週間前は真冬のようでした。今日の朝は大変温かいです。おいしい空気です。
もうすぐ新年度ですね。
当院も今年の7月で開院一周年となります。
一周年へ向けて少しずつまた、がんばっていきたいと考えています。
さて、今回 ポカラ訪問時 食に関して特に強く感じさせられました。
とにかく
ポカラの食事はおいしい!
その中でも、強く日本の食に危機感を感じたのは、牛肉でした。
実は、ポカラで牛肉を食べたとき、
最初正直いって「おいしくない」と思いました。
しかし、一口目が終わったあと
どんどん体が、食べたくなるのです。
そして、すべて食べ終わり
すっきりとした満足感で いっぱいになり
感謝の気持ちがあふれてきました。このような体験ははじめてでした。
最初「おいしくない」と感じたのは、
なぜか?
冷静に考えてみますと
私は、私の家族が肉好きだったせいもあり
小さな頃から、 霜降り の肉がおいしいとの経験を 積んできました。
何かのお祝いのときには、「おいしい」肉でお祝いし
楽しい 夕食をすごしたものです。
その経験、と 楽しい経験が関連づき いつのまにか
霜降り肉がおいしいと 経験で 思い込んでいた可能性があります。
そのため、期待した味と異なり、
第一印象がまずいとの印象になったのだとおもいます。
同時に
こんなエピソードを耳にしました。
震災後 出荷できなかった福島の肉牛が、
出荷の日を過ぎて 脂肪肝からの肝硬変で死亡したとのことです。
この事実をどのように、皆さんは受け止めますか?
この事実は、肉牛の出荷前は、脂肪肝で死ぬ直前とのことを指し示しています。
今の日本人は、病んでいる牛を食べておいしいと言ってる可能性があります。
私には次のような仮説があります。
本当に健康であれば、美しい
本当に健康によい食べ物は、おいしい
本当に健康な元気のよい食べ物はおいしい
本当に健康によい時間は楽しい
本当に健康によい運動は 気持ちよい
脂肪肝で 死ぬ間際の肉を食べて本当の意味でおいしいでしょうか?
実は その味は世間の雰囲気、常識、経験などからくる 「思い込み」で
覆われてはいないでしょうか?
本当においしい味を考える、
このことは健康を獲得する上で大変重要なことです。
そのためにはどうすべきか、
自分の「思い込み」を一枚ずつはがしていく
そして
自分のなかにある原始感覚をあらわにしていく。
この作業には近道はありません。
しかし、方法論はあります。
人間の感覚は、最初は疑ってかかるくらいがちょうど良いです。怪しい物です。
例えば、ものすごい 臭い部屋を想像してみてください。
入った瞬間 うっってなりますよね。 でも
そこで一週間泊まり込みで生活しますと、そのにおいはそのうち気にならなくなり
ひどい場合には におわなくなったりします。
また当院に来院される患者さんの中には
生まれてこのかた、肩こりはしたことないとおっしゃる方がいます。
そのかたの99%の肩はこりで石のようにこちこちになっています。
付き添いの方にいつも確認していただくと、皆さんおどろかれます。
今感じている感覚をすべてゼロベースに持っていき、真っ白な自分で判断する。
そして本物を感じる訓練をする。
このブログに書くことは すべてそこへつながっています。
すこしずつ書いていきますね。今日も読んでいただき大変ありがとうございました。
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
福島の肉牛の実態に大変驚きとショックを感じました。
私の中で、国産の食べ物は安心だから信用できる。と、当たり前のような考えがありましたが、必ずしもそれが自分の身体にとって良いものなのかどうか、そこまで考えて選んで食べることは正直あまりしていませんでした。
私の中でも「思い込み」は溢れているのだと思います。
食と健康は非常に関連が深いものであり、食選びの際は健康を意識した少し疑いの目も必要なのだと思いました。
そして、当たり前のように食べさせてもらっている自然界の恵みの実態を知ることは大切だと思います。知れば知るほど感謝の気持ちも大きくなります。感謝を忘れず、美味しくいただく食生活にしていきたいです。
さくろんぼ様
ありがとうございます。今まで食べてきたのもが現在の自分の肉体を作っています。食の大切さ感じていただきまして本当に感謝です。
思い込みはこわいですね。周りがおいしい、高級食材だと言っていると美味しく感じてしまいます。
思い込みを外して体が本当に必要としているものを気にしてとっていきたいと思いました。
最近、敬遠されがちな苦味など有るものは品種改良され食べやすくなったりしています。苦くないピーマン、灰汁のないホウレン草、甘い人参など…
昔の野性的な野菜の味を記憶がある私にとって、現在の野菜は味気なく感じます。
本物を見極める感覚を持てるように日々色んな事を感じ取って行きたいと思います。
しげとも様 ありがとうございます。おっしゃる野性的な味は本当にエネルギーがありますね。そんなものをいつも食べたいです!それが夢です。
人間の感覚は怪しいものですが、時に何より確かなものでもある。
だから疑ってみたり、研ぎすましたりすることが必要かもしれないと思いました。
特に食に関しては、いろいろと考えなくてはならないと感じました。
私も、ネパールに旅行に行ったことがありますが、食事をしていてなんだか味気ない料理だな…
と思った記憶があります。やっぱり、日本の食事が一番だ。とも思っていました。
ですが、もしかしたら、私が日本の昔の料理を食べたとしたら、同じ感想になったかもしれません。
日本食はヘルシーだし、身体にもよい、と言われています。
ですが、それは昔の話であって、現在は、過剰な味付けだったり、食べやすいように品質改良された野菜だったり、本当に身体にいいのか、疑問です。
コンビニやスーパーでも、手軽にお惣菜を買えるようになってきましたが、長持ちするように、添加物がたくさん入っていたりします。
健康にいい、身体が喜ぶ食事をするのは、だんだんと難しくなってきたのかもしれません。
そんな中、せめて、季節ごとの食材を使って、食材の味を楽しめるような料理をするように、心がけていきたいと思います。