8.6原爆の日に捧ぐうた
この話は本当はしてよいものかどうか分かりません。
しかし、昨日、私の尊敬すべきメンターと酒をかわしていたとき、
彼に何かが乗り移ったかのように話し始めたのです。
それはきっと66年の歳月を経て、日本の魂を守り抜いた方々からの
私へのプレゼントそして
今の時代へのメッセージなのかもしれません。
~奇跡的に照らされた「平和の礎」
「死なせてはいけない日本人リスト」からの贈り物~
「失礼つかまつりたく候。
別れの杯をあげたく候。
アルコールを頂戴いたしたく候。」
深く静まり返った夜、
机に向かっていると、後ろの扉をたたく声が聞こえた。
私は、研究用と偽って余分に配給させたエタノールに氷砂糖と水をまぜ、
絶妙な配合のカクテルをそっとつくりあげた。
青年はここ満州の山奥で、ひとつの人生を二十歳そこそこという年齢で、
明日終えようとしている。
今晩は最後の夜だ。存分にのめ!
日本のために死ななくてはいけない若者
日本のために死んではいけない私
「死なせてはいけない日本人リスト」
毎日毎日 原子爆弾製造計画の進捗状況が、確認される。
リストのメンバーは、すぐにでも製造可能な能力が自分たちにあることを知っていた。
しかしこれを作ってどこで実験するというのか?
日本の持っているプロペラ機の機動力で実験できる地点は、
成功するにしても失敗するにしても必ず日本人が被爆する。
我々は、我々の原爆はまだできないと、「しら」を切り通そう。
それが、未来の日本人への贈り物であるし、我々リストメンバーの誇りだ。
私は、目の前の青年のひとみをじっと見て、
「戦争が終わったら必ず日本を立て直してみせる。」と
何もできない痛みと戦う心の中で誓った。
現代の私たちの命は、散っていった若者の思いのおかげで頂いた命です。
散ることができなかった若者の思いのおかげで頂いた豊かさです。
たとえあなたが今無一文だとしても、それはたくさん頂いた上での無一文です。
ただその事実を、しっかりと認識し
「生かされている」
そう気づけたことが
私の原点です。
昨夜は本当に不思議な体験でした。
今日も最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。
この体験を広島原爆の日に捧げます。
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
今無一文だとしても、それはたくさん頂いた上での無一文。その事実を、しっかりと認識し「生かされている」ということを気がつくことができることはとても大事なことと思いました。
ビオレ様 ありがとうございます。頂いた上での無一文。よく心に留めたいです。
亡くなった祖父は海軍志願兵でした。陽気に飲んでいる時さえも、戦時中の話は語ったことはありません。
無言の悲しみや悔しさやたくさんの感情は、私には想像さえもできないものだと思います。
このようななかで生かされているのであれば、精一杯生きることが大切だと改めて思いました。