高血圧克服戦略地図 第10回大切なのは戦略
こんにちは。
相武台脳神経外科 加藤貴弘です。
いつも、ブログを読んでいただきありがとうございます。
さて、前回のビデオセミナーにて
ターゲットがはっきりしました。
実はターゲットをはっきりさせるという
作業は人間にとって非常に重要な作業です。
なぜなら、
人間は、手段と目的を混同しやすい
習性があるのです。
詳しくは、
今後何かの折にお話したいですが、
例えば、「家族を幸せにしたい」という目的で
始めたビジネスが
いつの間にか、
目的が、「家族を幸せにする」ことから
会社を大きくしたり
お金を儲ける
ことに無意識のうちにシフトしてしまい、
自分がなんのために、働いているのか
分からなくなるという話は、
ありふれるほどありますよね。
まずは、ターゲットを決める、
そのことは、
行動する上で非常に大切です。
それが
決まることで、
自然に 戦略が決まってくる。
その、目的へ進む
ロードマップが完成すれば、
もう
目的は達成できたようなものです。
けれども、現時点で
頭痛診療にしろ
高血圧診療にしろ
こと生活習慣病の医療現場では、
「医者のいうとおり」
という
患者さんが、大変多いです。
現実には
目的も
戦略も
ない状況。
そこから、脱却することは、
非常に簡単です。
すこし、
意志を持てばよいのです。
目的、
戦略をはっきりさせるだけで
状況が劇的に変化します。
本日も、
理解を深める意味で下記ワークセッションをご用意いたしました。
ワークセッションに回答頂くという作業が、
深い理解、つまり行動へつながる理解を生み出します。
ぜひ、こちらのコメント欄へ回答していただけますと幸いです。
■ワークセッション
ワーク:
高血圧克服への戦略イメージを図示してみましょう。
今日も、最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
薬を飲んでいるから問いって、体質をなおしているわけではない。
氷山の一角を溶かしていくということをしていくことが大切。
ターゲットを見失わないように私も生活していこうと思います。
ビオレ様 目標物をしっかり見定めることが必要だと思いました。ありがとうございます。
加藤先生
今後の戦略を図示してみました。
母が家庭用の血圧計を購入したので、私も定期的に測定してみようと思います。
薬に関しては、「一度飲んでしまうと薬で血圧を低下させるクセがついてしまうから生活習慣が改善されたとしても薬から離れられない」など、様々な情報が錯綜し、何をやればいいのかわかりませんでした。まずは高血圧の対処としてほぼ正しいと思われる生活習慣の改善から始めてみます!
次回もよろしくお願いします。
佐藤のりみち様 ありがとうございます。健康のバロメータはたくさんありますので、佐藤さんのように血圧などでいろいろ参考にされると良いと思います。健康への道は、やはり仰るとおり ご自身が身体にとって良いと思われることを「実際に行動」してみる。そしてそれを継続して効果を確かめることが非常に重要です。行動へつなげられてありがとうございます。
行動目標:高血圧症克服への戦略図をイメージする
戦 略:高血圧症克服のために体質改善をする
手 段:自律神経の緊張状態を緩和させる※目的と手段を混同しやすいので注意
道 筋:食生活改善、無理のない運動など(次回以後のビデオセミナーを参考にする)
ここまで文章にまとめてみてハッキリしてきたことは、積年の生活習慣から生まれた体質を改善するにはそれなりの時間が必要だということ。笑っている10年後の自分でいたいからやるきゃないか。これは自分のためでもあり、もしかしたら社会のためでもあるのだから・・・。
ホセぺぺ様 仰るとおり、生活習慣がわるいといまの環境であれば 心筋梗塞 癌 認知症 脳血管障害のいずれにかはほぼ確実になってしまう状況です。しかもこれらはお金がかかります。個人的にも国家的にも、さらにこれら4つの病気はほぼ100%回避可能な病気なのです。生活習慣を改善し、これら病気の発症を予防するだけで、かなりの財産を築くことになりますし、社会貢献にもなります。また仰るとおり、体質改善には時間がかかりますが、イメージとしましては、大きな船の操縦と考えていただきたいです。左に曲がりたいときに急には曲がれない、ゆっくり時間をかけて曲がる。体質改善もこんな時間感覚が必要です。
ワーク
高血圧
↑ ↑
1. 降圧剤でとりあえず血圧をコントロール 2. 交感神経の亢進を抑制
食事療法、運動療法、生活習慣の改善(リラックスできる環境作り)
交感神経の亢進を抑制するようには何が効果的か早く知りたいです。 重松
しげとも様 ありがとうございます。根本的な対応をすることは重要ですが、根本的なことは時間がかかるためその間に必要な対応はありますね。
ワーク:高血圧克服への戦略イメージを図示してみましょう。
薬で予防 ———————————
交感神経の ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
亢進状態
体質改善 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
ターゲット(交感神経の亢進状態)がはっきりしたので、次は戦略ですね。
薬で脳卒中・心筋梗塞の予防をしつつ、体質改善を行って行く。
様々な健康情報を参考にしながら、自分の体にとって良いことを体の声を聞きながら模索し、実直に継続して行く。
コツコツと継続して行く事は苦手な方でしたが、寝たきりにならないために頑張って行きたいです。