人間は、「生き物」である。大塚貢先生第2回
こんにちは、
相武台脳神経外科です。
今週の日曜日は久々の快晴でした。
気持ちよかったですね。
本日は大塚貢先生インタビュー
第2回をお伝えいたします。
以下、第1回の序文です。
さて、突然ですが、
人間は、都会で住んでいると
生物としての、大切な本能を、
忘れてしまうことがあります。
その、本能は大切な故、
人間社会が、より良くなっていくために、
意識して大切さを思い出すことが重要であり、
思い出さないと
様々な弊害をもたらします。
その、根源的な本能として、
一番目に大切と私が考えているのが、
食行動です。
生きる上で、
食べることは、
まず必要な行動です。
その行動能力が低ければ、
自然界では、
普通に命を落としてきます。
食べることは、
命をいただき、
自分の命を享受すること。
他の生命のために、
自ら命を投げ出す、
その上に、
自分の命の時間があります。
〜
この根源的なことを、
食事ごとに実感し、
命を感じ、
食事を享受する。
毎日毎日の食事行動の
積み重ねに、
成熟した人間への成長がある。
命の本当の大切さを、
根源的に理解していく。
「いただきます。」という
言葉の大切さ。
そして、その言葉の
緊張感。
命のエネルギーを失った、
化学調味料、保存料、添加物、
でいっぱいの、
食事を繰り返すことで、
命を重んじる人間など
成長するはずがないことは、
根本的なことを、
単純に考えればわかる。
そもそも、化学調味料、
保存料でいっぱいの食事には、
「愛」がない。
〜
その単純なことを私達は、
なかなか気がつかないものです。
全く、「食」が大切などと考えない
1992年当時の
社会の中で、
非行で荒れた
中学校を立て直すため、
ただ一人、「食」の重要性を叫び、
どんな、抵抗にもめげず、
ご自身の信念を貫き通し、
見事、中学校を立てなおした、
とてつもない人物がいます。
つい先日、
2014年6月6日
その功績が認められ
衆議院第一議員会館で講演をされた
食育アドバイザー大塚貢先生です。
2009年には、
「瑞宝双光章」を
受賞(当時73才)されております。
「食」が大切と考える
当院の決意を示す意味でも、
これから数回にわたり、
大塚先生へのインタビューを
お送りいたします。
以上第1回の序文。
本日は、第2回に進んで行きます。
ぜひよろしくお願いいたします。
本ビデオ講座を視聴していだだくことで、ご理解頂ける内容な下記となります。
少しでも、能動的な作業が加わるとより理解が深まります。
下記の質問の回答あるいは、本ビデオ講座を視聴後の感想をコメント欄へ書き込んでいただけますと幸いです。
- 長野県の県民がファーストフードを多く食べるようになった理由とは?
- 長野県の農地の状態とは?
- ロシア人が長寿になるために注目している食生活とは?
- 2013年 ユネスコ無形文化遺産に指定された日本のものとは?
- 日本人の食生活でコメの消費量が減ってきた代わりに増えてきたものとは?
- 2013年65歳以上で認知症と診断されている人数とは?その予備軍の人数とは?
- 認知症になっている主な原因とは?
- 日本人の何割が人生のなかで、「がん」に罹患するか?
- そのような病気になる大きな原因は大塚先生は、どこにあると考えられているか?
- 加藤は都会の生活のなかで、どのようなことを我々は忘れていると考えているか?
- 大塚先生が、荒廃した中学校の校長先生へ赴任した際に最初に、した改革とは?
- さらに、改善を起こすために大塚先生が行った改革とは?
第3回もぜひお楽しみに!
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
「食」は、単なるカロリー摂取ではなく、何をどう食べるかを意識することが重要だと思いました。
「食」の見直しで心身共に健康になり、非行も無くなるというのも納得です。
A様 ありがとうございます。食は命をいただく行為なので、その行為をよく勉強するということは、教育の中で一番大切ではないかと考えております。今後共よろしくお願いいたします。
素朴な味で有名な長野でも、全国的に見ても
地元の食材を食べなくなったのは正直驚きました。
小学生の子供たちは今、トマトやお米を苗から育てて
収穫して食べるという食育を受けていますが、
大人になった私達には生産者の顔が分かる食材は
高価でなかなか手に入れにくい現状です。
高価な国内産より安価で味の落ちた輸入食材が
食品売り場に広がってしまう現状が危機的だと感じました。
みんみ様 ありがとうございます。食育は本当に大切ですね。大人の食育が大切と感じました。
海外では自分の健康は自分で守るという考えの方が増えて来ている
という情報をよくテレビで目にします。
そこで注目されているのが日本食だということも耳にします。
しかしながら、日本では”日本初上陸”とか”海外で話題の食べ物”として
連日高カロリーで脂質の多そうな食事がとりだたされていて
人々もその流れに乗り遅れまいと必死な感があります。
でも子供たちも私達も、新鮮で獲れたての野菜をそのまま食べると
とてつもなく美味しく幸せになれるのです。
その文化、その機会に触れるチャンスが増えると良いと感じました。
みんみ様 安全な食材がなかなか手に入りにくくなっている現状がありますが、消費者から意識が変われば生産者の意識も変化しますね。
ユネスコの無形文化財に日本食が認定されているということを
恥ずかしながら忘れておりました。
どうしても和食というと、高級料亭のような、手の込んだ食事を
思い浮かべがちですが、素材そのものの味を楽しめれば良いのではないか
と思いなおしました。
お米の消費量も肉の摂取量も脂質の増加も驚くべき数値でした。
子供の頃、親に『レタスは高級品だった』と聞きましたが、
今では国産の方が高級なのですね。
それによって外食もファストフードが身近になって
警鐘を鳴らす存在が消されてしまっていると痛感しました。
みんみ様 ありがとうございます。和食とは、私達日本人の日常的な食事のことです。様々な先達の思いが和食に込められております。
和食が洋食化になるにつれ成人病が増え、
65歳以上の認知症予備軍が40万人も居るとは驚きです。
しかも認知症の要因が糖尿病や成人病からくるという事も
初めて知りました。
日本人の3人に1人が癌で亡くなるのも同じ要因からなると
いうことにも衝撃と驚きを痛感しました。
親が子供の食生活にももっと責任を持たなければ
自分自身も子供の未来にも悪影響が降りかかる、と
改めて肝に銘じました。
もっとも子供の食事に気を掛けていたのですが、
内容にもより一層気を遣おうと思います。
みんみ様ありがとうございます。食というのは生きる上で原点ですね。
大切なものとそうでないものとの区別がつかなくなっているとの
ご指摘に胸が詰まる思いがしました。
目先のことでなく、何が大切か自覚し捉えていく大切さ、
自分も”生き物”であり、自然界に存在しないものを生活の中に
取り入れている現在を痛感します。
確かに、体調が悪い時に無償に食べたくなる食材があります。
身体の声に耳を傾けていると、テレビやメディアで取り上げられているような
高カロリー高タンパクな食事は受け付けなくなります。
自分自身で自己管理をしていれば、必要なものが見極められるのだと
改めて実感しました。
みんみ様 ありがとうございます。大切なことは、私達はいつも素通りしがちです。大切なこと、価値あることは隠されていない私達が気がついていないだけだと思います。
生徒さん達が不健全で、そのせいで先生方も疲れ切ってしまい
悪循環だった。
荒れた中学校に赴任された大塚先生が色々ご自分の目で確かめ、
改善された授業内容、その点でも素晴らしいと思いましたが、
それでもまだキレたり不登校だったり非行に走る生徒さんが居た。
すると大塚先生は今度は生徒さん達に目を向けて、
食事の様子まで確認されたとのこと。
問題がある生徒さんの多くが、化学薬品が入った食事、
手軽で美味しくてカロリーがあれば良いとされていた平成4年でも
現在でもまだまだ同様な現状だと思います。
そこから大塚先生がどのように改革・考えていかれたのか
非常に関心があります。
みんみ様 ありがとうございます。根本的なことに解決を求めていくと自然と様々なことが解決してくる良い事例になっています。根本的な解決策ほど、問題を抱えた当事者達からは馬鹿にされ、相手にされないことが多いです。その状況でも大塚先生は、信念を通された物語です。
ファーストフードやインスタント食品は添加物でおいしく感じるように作られているため子供たちはどうしても食べたくなることがあるようですし、健康を考えて子供の好きなメニュー以外を作ると不満気な顔をされてしまいます。それでもずっと地道に手料理を作っていると外食した時「味濃いね!」旅行先で外食が継続すると「野菜あまり食べてないから野菜ジュース飲もうかな?」とかメインメニュー以外にサラダを注文するなど子供自身で気が付いてくれるようになってきました。
日々の積み重ねで家族が心身共に健康を獲得できるよう頑張っていきたいです。
源流様 ありがとうございます。なれてしまうと 間違ったものを快に感じてしまうのできをつけたいです。
前にテレビのドキュメンタリー番組で、非行少年達を食べ物で更正させた女性を思い出しました。
その女性も、お腹がすいていると心も荒れるから、と言っていました。
お腹も満たされ、心もだんだんと満たされ、親代わりになってくれたその女性を、ある少年は自分の親よりも大切に、頼りにしていました。
お腹も心も満たしてくれる温かい手作りの食事ができ、感謝することを忘れないでいきたいです。