CHANNEL S 番外編 市民公開講座第一回 横浜新都市脳神経外科病院循環器内科部長芦田和博先生(脳の病気と心臓の病気の関係性)Part2
こんにちは、
今回はChannelS 番外編
芦田和博先生による市民公開講座のpart2をお送りいたします。
前回の第一回目の内容は、明快で興味深く、反響が非常に大きかったです。
特に、医師として専門家の間では、常識的な内容でも、
一般の方からすると、とても眼から鱗となる内容を、
惜しげもなく語っていただけました。
今回は、特に相武台脳神経外科と横浜新都市脳神経外科循環器科が連携する
「強み」の核心部分に迫っていきます。
ぜひ、視聴いただけましたら幸いです。
今回のビデオセミナーの視聴後ご理解いただける内容は下記になります。 ぜひ、感想と下記の質問の答えをコメント欄へ書き入れてみましょう! 少しでも、なにか行動することが、内容の本当の理解へとつながります。どうぞよろしくお願いいたします。
- 頸動脈に動脈硬化がある方の何割が心臓の冠動脈の動脈硬化を合併(一緒にもっている)しているでしょうか?
- その中で、心筋梗塞を発症する可能性が高い割合はどれぐらいでしょうか?
- その心筋梗塞を起こしやすい方の中で何%が、心筋梗塞発症の直前まで「無症状」でしょうか?
- 狭心症はどのような病気のことをいうのでしょうか?
- 安静時心電図で狭心症を診断可能でしょうか?
- 心筋梗塞は心電図で診断可能でしょうか?
- 心筋梗塞を予防するために狭心症の段階で診断することが必要です。その診断するための検査は何でしょうか?
- 冠動脈CT検査は、昨今の医療技術の進歩によって何年前頃から日本で一般的に検査可能になったでしょうか?
- 冠動脈CT検査が施行可能な医療が、現時点で、世界最高レベルの医療といってしまえる理由とはなんでしょうか?
- 心筋梗塞を予防する意味で、冠動脈CTが有効であるもう一つの理由とは何でしょうか?
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
加藤先生
こんにちは。
ビデオセミナー拝見させて頂きました。
先生のご質問に答えてみたいと思います。
頸動脈に動脈硬化がある方の何割が心臓の冠動脈の動脈硬化を合併しているか?
A.4割から5割くらい。
その中で、心筋梗塞を発症する可能性が高い割合は?
A.5割くらい。
その心筋梗塞を起こしやすい方の中で何%が、心筋梗塞発症の直前まで「無症状」か?
A.25%くらい。
狭心症はどのような病気のことをいうのでしょうか?
A.血管の中に動脈硬化ができて、心臓の筋肉に血液が十分に行き渡らない状態。
安静時心電図で狭心症を診断可能か?
A.狭心症は例えれば車のスピード違反である。長時間見張っていないと分からないので、症状が出ていなければ安静時心電図での発見は難しい。24時間心臓の動きが捉えられるホルター心電図や、運動負荷心電図で発見できる。
心筋梗塞は心電図で診断可能か?
A.可能。心筋梗塞は例えれば車の衝突事故である。心筋梗塞が起きた直後から心電図に特徴的な変化が現れる。
心筋梗塞を予防するために狭心症の段階で診断することが必要。その診断するための検査は?
A.冠動脈CT
冠動脈CT検査は、昨今の医療技術の進歩によって何年前頃から日本で一般的に検査可能になったか?
A.4,5年前頃から。
冠動脈CT検査が施行可能な医療が、現時点で、世界最高レベルの医療といってしまえる理由とは?
A.運動負荷心電図検査が出来ないケースでも有効で、見落としがない。
心筋梗塞を予防する意味で、冠動脈CTが有効であるもう一つの理由とは何か?
A.動脈硬化の危険度が予測できるので、その度合いによって適切な予防法を考えることができる。
狭心症と心筋梗塞についての説明がとても分かりやすく、今まで以上に理解が深まり、良い勉強になりました。続きも必ず拝見させて頂きたいと思います。
ひまわりさん
詳しいご回答大変ありがとうございます。是非なにかのお役立てにしていただけますと幸いです。もし可能でしたらまた、繰り返しみてくださいね。ありがとうございます!