明けましておめでとうございます。2018年は「整」。
あけましておめでとうございます。
昨年は、大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の年明けは、
静かに時間の流れている台東からです。
自然に満ち溢れ、厳しさも、優しさも、そして豊かさも、
地球の息づかいと共に体感しています。
また、アジアの空気はどこか、
自分が幼かった頃の日本の時間の流れを
感じることができ
気持ちを原点に戻してくれます。
2017年の抱負は、「前進」でした。
2016年の年末には、主軸の職員が、院内で倒れ、
非常に重篤な状態になるという、
自分自身、立ち直れないような
衝撃的なことがあった中での年明けとなりました。
幸い、その職員は、多くの方々の助けのもと、
一命をとりとめただけではなく、
ほとんど後遺症なく、
現在では、元気に過ごしています。
衝撃的な事件が、自分にいくつも襲ってきても、
ひたすら前進を続けるという習慣は、
脳神経外科の臨床という、毎日がとても非日常の中で、
それでも、ルーティンはしっかりこなし続けるという経験によって、
培われてきた財産なのだと
今回のことで実感しました。
もうダメかな、と思っても、
だたひたすら日々の自分の使命を果たし続けていると
道が拓けてくることが、
成功体験として、自分に残されています。
しかしそれでも、
前に進む一歩がとてもくじけそうになっていたため
年初に「前進」というキーワードを置いたのだと思います。
2017年を振り返れば、
波乱の幕開けとなりましたが、
その後は、
素晴らしい、新しいクリニックのメンバーに出会えましたし、
多くの素晴らしい患者さんにも来院いただけました。
またビジネスパートナーとしても、
素晴らしい出会いに恵まれました。
その上で、
THE HEALTH ACADEMY という
eラーニングのプラットフォームプロジェクトの着手開始
職員との断食合宿
アメリカの医療機関との連携をお声がけいただき、水面下でプロジェクト開始
早島英観さんとのメディカル仏教プロジェクト開始
遠隔診療の開始
末期がん治療の安定化
、、、
と、嵐の中でもとても多くの新たな可能性が開きつつありました。
同時に、クリニックとしての運営は、安定してきており
患者さんへ、体との向き合い方をお伝えするという、
他に前例を見ない、立ち位置も
おかげさまで、
だいぶ明確になってきております。
ただ、
患者さんの数も多くなり、
スタッフの数も、パート職員も含めると30名を超えてきており、
自分自身が 立ち上げようとしている プロジェクトも
数が、多くなってきており賑やかになってきましたが、
実際のところは、
自分自身の直感に向き合う時間が少なくなって
きていることが実情です。
当院の、方向性は、
「体の声を聴き続ける、そうすれば健康への道が拓ける。」
というメッセージを関わっていただける人たちに
伝え続ける事ですが、
それは、自分自身も含まれます。
そのため、
本来において自分が目指したい方向性は、
自分の体の声を聴き続け、
自分の状態を良くして
自分の直感と向き合って
澄み切ったエネルギーを診察室を中心に満たすことです。
その意味におきましては、
現在の状況は、自分の目指すべき方向性とは
少し外れてきてしまっています。
そこで、今年は、舵を大きく
戻し、テーマを「整」という 漢字にしました。
必要のない、人付き合いを極力減らし、
自分自身ができる業務をできるだけチームに任して、
自分の身の回りをシンプルに、
整えていきたいと考えております。
そして本当の自分の使命に、全精力を尽くし、
淡々と、澄み切ったエネルギーを、
提供し続けます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年元旦 台東にて
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
「衝撃的な事件が自分にいくつも襲ってきても、ひたすら前進を続けるという習慣は、脳神経外科医の臨床という経験によって培われてきた財産」
思いがけない事が起こると、動揺して動けなくなることも多い中、臨機応変に対処して前進を続けるというのは、余程の訓練が必要だと思います。
そして、それは普通ではなく、得難い財産であると思いました。
「もうダメかな、と思っても、ただひたすら日々の自分の使命を果たし続けていると道が拓けてくる」
仕事が立て込んできて追い込まれた時こそ落ち着いて、全体も見つつ目の前のことを地道にやっていくと、そのうちに終わりが見えてきて、ホッとします。やり方は色々あるでしょうが、その時の最善を尽くしていきたいです。
「前に進む1歩がとてもくじけそうになっていたため、年初に『前進』というキーワードを置いたのだと思います」
迷いがある時や上手くいかない時、プラスのエネルギーを感じる言葉に救われます。
自分にも周りにも、良い言葉を発していきたいです。
「実際のところは、自分自身の直感に向き合う時間が少なくなってきているのが実情」
忙しいのは刺激があって楽しいけれど、1人でゆっくり過ごす時間も私には必要です。それは、自分の直感を磨くための時間にもなっているように思いました。
「本来において自分が目指したい方向性は、自分の体の声を聴き続け、自分の状態を良くして、自分の直感と向き合って、澄み切ったエネルギーを診察室を中心に満たすこと」
自分の状態が良くないと、人を癒やす仕事は辛くなると思います。疲れてくると雑になりがちな食事から体に優しく整えて、先ずは自分を癒やしていきたいと思いました。
「現在の状況は、自分の目指すべき方向性とは少し外れてきてしまっています。そこで、今年は舵を大きく戻し、テーマを「整」という漢字にしました。」
「整」というと片付けをイメージしてしまいますが、自分の今の状況を整える方が大事だなと感じました。自分が何をやりたいのかが分からなくなる時、シンプルに頭の中から整えてみようと思いました。
「必要の無い人付き合いを極力減らし、自分自身が出来る業務をできるだけチームに任せて、自分の身の回りをシンプルに整えていきたい。」
職場、家庭、学校など色々な社会に当てはまる話だと思いました。
人間関係や自分のやるべきことがシンプルになってくると、優先順位が見えてきて、全てが整っていくような気がします。
「本当の自分の使命に全精力を尽くし、淡々と澄み切ったエネルギーを提供し続けます。」
毎日の生活に問題や悩みは尽きませんが、そんな中で本当の自分の使命に気づき、そこにエネルギーを注げることは、とても幸せだと思います。自分の使命は何なのか、これから見つけたいと思いました。