こんにちは
本日6月の終わりをもちまして
当院はおかげさまで 10周年となりました。
明日から11年目となります。
ここまで継続できたのは、

自分では、多くの素晴らしい方に出会えたことと
奇跡的な幸運が、何度も重なった上でのことだと痛感しております。

自分の実力での実績は、ほぼ無いです。

この10年で何回か、
もう明日はないかなという、危機的な状況がありましたが、
その都度、
そもそも開業自体が、宝くじに当たったような運のいい開業だったので、
ダメもとだから、今現在できることに集中しようと、気持ちを切り替え
なんとか、朝出勤し、
朝の朝礼でスタッフが元気に 集まっている状態に涙が出そうになっていました。

10年前に、僕自身、明らかな医療崩壊の社会的な現実を実感して(開業時HPに記載)
その医療崩壊の原因が、制度というより、国民一人一人の体との向き合い方にあると確信し、
(どんなに高度な医療技術があっても、それを有効利用できるかどうかは、国民の文化次第ということを、ベトナムでの医療を経験して痛感していました。)
そのため、開業当初、当院の目的を「体の声を聴き続けるそうすれば 健康への道が拓ける」というメッセージを自分自身も含めて関わる方に伝え続けるという目的に据えました。
それは、10年経った現在でも全くぶれていないですし、患者さん、スタッフのおかげで、 加速度的に深まっております。
(昔、社労士さんに、組織のリーダーより有能な人材はその組織にいないという言葉をいただきましたが、現状当院では、多くのスタッフが僕自身より有能だと感じます。)

10年前は、全く当院のスタンスが受け付けられず、世の中的に、とても違和感のある診療所で、また、違和感のあるものによくあることで、
脅迫状などもいただきましたが、その目的のみが当院の存在理由と考えていたので、絶対にぶれず当初は、ブルドーザーのように力づくで毎日を継続し、
(この時は、どんなに追い込まれていても、倒れず、立っていれば、時間が経てば、なんとかなるという、ピンチの連続だった脳外科勤務医時代の経験が図らずも役に立ちました。)
徐々に、理解が広がっていき
当初、ご理解いただけなかった方が 数年ぶりに来院されてそのメッセージの意味をより深く ご理解いただけたり
開業当初 小学生だった 患者さんは、 10年ぶりにきた当院ではもう 成人されていて
子供の頃からあるクリニックとして当院のスタンスに関して、当然のように 接してくれていたり、ここ相武台周辺の皆様には 非常にご理解いただき、そのメッセージが伝わっている実感があります。
脅迫状をいただくくらい、違和感のあったクリニックが、若い人から地域の人に当然のように、受け入れられている事実は、当院自体が「変わっていない」以上、地域に革命が起こっていることに他なりません。
それが、時代の単なる流れであったとしても、当院が発生源であったとしても、それは、当院としてはどちらでも良いことです。
あと、付け足しのようになりますが、当院のスタッフ30名弱おりますが、常勤クラスのスタッフは、ほぼ10年近くの関わってくれており、それぞれに、大の大人が悪戦苦闘し本音でぶつかりあったドラマがあり、結果として、10年前に比べてスタッフ全員若々しくなっており、元気に輝いている事実があるということは、これは、当院の大きな実績であると考えております。

勤務医時代、先輩との話題の中で
脳外科業務の中で、一番きつい業務は、何かという話題では、
ほとんどの脳神経外科の先生は、外来診療と口にされていました。
なんといっても 本職が手術ということもあるのですが、
外来診療では、重大な病気を見逃しできないし、 患者さんの 人生相談みたいな感じなることもあるし、クレーム対応になるときもあるし、 緊急を要することもあるし、 すごく多くの仕事が、同時並行となることあるし、意外に外来診療は、多くの能力が必要で、心身ともにきついものです。
研修医時代は、何年も脳神経外科外来はさせてもらえませんでした。
どこかのニュースの事情の知らないコメンテーターが、開業医は楽しているなどと無責任な コメントを言われていましたが、 脳神経外科医としてのハードは勤務医時代から、仕事内容が楽になった実感はないですし、むしろ、 医師以外の対外的な業者との折衝、経営判断や労務関係とか、大変なことに時間が割かれることが多く、 自分の医療だけに専念できた、 勤務医時代は、「幸せだったなあと思うのと同時に世の中わかってなかったなあ(個人的な見解)」と羨ましく感じたりします。
しかし、今は、その分 自分の理想に 自由に、舵をきれるので、精神的にはとても自由で充実しております。

11年目を開始するにあたり、新たに自分自身に向けた決意は、
「終わりを決める」
です。
当院は、1日1日 全身全霊で医療を行なっており、実際問題、今日で閉院になっても、個人的には未練はないですが、せっかく、ここまで地域の皆さんに深く理解いただき、ありえないぐらいの素晴らしいスタッフ、関連の業者さんに恵まれたので、それをより深める、成熟形にする期間としまして約10年 長くて 15年、ということで2036年6月までに閉院することに 決めました。
承継などで名前は残る、または 文化も残る可能性はありますが、 僕自身はその期間で院長を終えるつもりです。
それまで、より全身全霊でがんばりますので、何卒よろしくお願いいたします。

相武台脳神経外科院長 加藤貴弘拝  2021年6月30日 梅雨休みの宮崎にて

以下 個人的な 10年振り返り

●10年間継続できていること

自分自身体調を崩しての 休診 ゼロ
毎日 勤務全てのスタッフとの、理念に関して メールでのやりとり
1日 5分 以上 座禅
月に2回 半日座禅
月に10日以上 休日をとる

●10年間で変化できたこと

サーフィンを始めて 体力がついた
心身ともに 若くなった(個人的な見解)
自分が理解できる 人間の範囲が広がった気がする。

●10年間の実績
2011年7月から 初診診察回数 36991人
のべ診察回数  177732人
非常に多くの地域の皆様にご理解いただけたこと
素晴らしいスタッフからなる チームを 創ることができていること
新クリニック建設、引っ越し 2020年10月

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  • 当院院長加藤貴弘へのインタビュー は、こちら
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    治療範囲 保険点数 自己負担割合 3割 自己負担割合 1割
    身体の深部にある臓器 9,000点 27,000円 9,000円
    身体の表面に近い臓器 6,000点 18,000円 6,000円
    ※病状の経過によっては途中から自由診療に切り替わる可能性もありますので、その際は再度ご説明させていただきます。 <自由診療での料金> 受診時にご説明いたします。
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