79歳男性 悪性リンパ腫 悲しいけれど感謝に満ちた時間
<以下 引用 そのまま記載>
患者 79歳 男性 悪性リンパ腫
報告 50歳 男性(息子) K・M
2017年8月上旬、父は悪性リンパ腫で、余命5日~1週間の宣告を受けました。
当時、父は地元の大病院で検査を受けていましたが、科目をたらい回しにされた2カ月の間に、約20kgもの水が体に溜まっていました。特にお腹から下の状態が酷く、足は丸太のようになり、皮膚も張ってカチカチの状況でした。
尿道にカテーテルも入れましたが、大した効果はありませんでした。
既に自力での歩行も困難な状態になっていた為、私は、東京にあるがん専門クリニックで診てもらうべく、車で父を東京まで搬送しましたが、足がほとんど動かせないので車に乗り込むのさえ苦労するあり様でした。
東京のクリニックで、いざ治療を開始したものの、数日経っても全く尿が出無いため、がんの治療を行うこともできないまま医師もお手上げ状態となり、先に述べた余命宣告を受ける結果となったのです。尿毒症によって数日後には亡くなるだろうということでした。
ですが、私はあきらめきれず、何とか体に負担を掛けず、全体として元気を取り戻せる方向の治療、体が元気を取り戻すことで尿の排出を促すような方法が無いものか考えました。
そこで、以前よりお世話になっていた相武台脳神経外科の加藤先生に相談したところ、陶板浴による微量放射線ホルミシス治療と黒ガリンガルの併用を薦められました。
早速、その日から治療を行ったところ、何と全く出無かった尿が、翌日6.3kgも出たのです!
加藤先生に報告したところ、排尿があったので高濃度ビタミンC点滴も併用してはどうかというご提案を受け、早速実施しました。
高濃度ビタミンC点滴は、最初は12.5g、次に25g、50gと徐々に量を増やしていき、2日に1回のペースで治療を受けました。
同時に、足湯やウォーターベッドでの全身マッサージなど、体の緊張を取り、血行を促進させる治療を行いました。また、指もみを教えていただき、自宅でも体を緩める運動を実践しました。
その結果、尿はその後も順調に排出され、10日ほどの間に約17kgもの体重が減少。何とか自力で歩けるまでに回復しました。
余命宣告を受けて以来、私の自宅で一緒に過ごしていましたが、歩行の他はごく日常的な生活を送ることができました。
ですが約3週間が経ったある日、やはりがんはかなり進行していたため、痙攣発作を起こし入院しました。そして3日後に亡くなりましたが、余命宣告を大幅に越え、苦痛を感じること無く、家族と一緒に生活でき、さらに亡くなる寸前まで普通に会話できた(当直のドクターも驚いていました)のは、加藤先生の治療のおかげだと家族一同感謝しております。また、治療中、加藤先生はじめスタッフの皆様が、本当に親身になって対応してくださったことも感謝に堪えません。
治療中、父自身も大変感謝しておりました。
結果として亡くなりましたが、本人が望む治療ができ、最後の日々を家族が一緒に過ごせたことを、心から納得しています。
<以上引用>
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
今日、たまたまガンの新しい免疫治療薬についての新聞記事を目にしました。
2種紹介されていましたが、年間で1500万円かかるそうです。
命に値段などつけようもありませんが、保険も利かず成功率もあまり高くなく、副作用もある。
そうなったら、家族のためでも、自分のためでも、もし自分ならどうするだろう?と、また色々と考えてしまいました。
ガンの治療は、これと言った正解があってないようなものに思えます。
ただ余命が延びればいいということでもないし、完全に無くすということはできないとなると、何が正しいのか?とても難しいなあと思います。
少しでも苦痛を感じることなく、普通に会話ができたりするなどして過ごせるだけでもよかったと思いますが、自分もそうでしたが、ご家族にしてみればもっと早くこうしていれば、とか、こうすればよかったとわかっていれば・・・など思わずにいられないこともあるかもしれません。でも自分たちを責めずにいて欲しいです。