もし、ルフィーが自分の子供だったら、、、後半
こんばんは、2012年も押し迫ってきました。
当院もあと 営業日は2日と半分。最後まで全力でがんばります!
私は、恥ずかしながらここ一ヶ月虫歯で苦しんでいました。なかなか、知らない歯医者さんへ行く勇気が持てず、ウジウジして、いたみで夜もつらい状況となり、やっと、今日当院休診日に、治療の決断ができました。
本当に私の歯の管理体制はだめです。
でも、紹介していただいた大森にある歯医者さんは、とても説明が丁寧で手際が良くて、少し痛みがあっても全く苦にならず、治療後の満足度は最高でした。
心から恥ずかしいのですが、患者さんの立場に立つと自分の至らなさが、如実に浮き彫りにされます。
明日からまた、歯も痛みが取れたことだし、精進します!
さて、本日は、前回からの子供さんの健康状態の続きです。
来院される子供さんの、頸部を診察しますと、症状には現れていいないお子さんでも、ほとんどの子供さんの前頚部の筋肉が固く緊張しています。
今から背が伸びなくてはいけない状況で、脊椎を取り巻く深い部分の筋肉が固くなっていると、本来、S字状を呈しバネの作用を果たすべき脊椎が、その作用をはたさなくなり、直線上に成長してしまいます。
これは、医学用語でストレートネックと呼ばれるもので、
その、ストレートネックといわれるバネの作用のない脊椎は日々の振動に耐えきれず、少しずつ、何年もの歳月を経るうちに変形し曲がってきます。
つまり、ストレートネックの状態になっている子供さんは、側彎や変形性頸椎症あるいは、腰椎ヘルニア、へと進む確率が高く、そうなれば、日々、だるく、慢性的に痛みがあり、やる気がでない、集中力がなくなります。普段から転びやすい体となり、スポーツをしても、けがの耐えない選手生活となってしまいます。
私は、脊椎を取り巻く深い部分の肩こりの原因は、慢性的な 自律神経の緊張状態の持続からくるものと考えております。
前頸部か固くこっている子供さん特に
自律神経の慢性的な緊張状態から来る別の症状、つまり片頭痛で来院される子供さんは、
現時点で、自律神経のバランス異常があるだけではなく
小学生の子供さんが、これから経験しなくてはいけない将来が、
ますます、自律神経に悪い環境になっていくことが予想されるという背景があります。
①現時点で自律神経に狂いが生じており、
②これからの時代も自律神経に悪い環境ということを冷静に受け止めてみると
これから、自律神経が改善される可能性は、非常に少ないことは明らかではないでしょうか?
このように、将来的なこと、つまり時間感覚を取り入れて健康を考えることは本当に大切なことです。
頭が痛い毎日、体が重い毎日、不眠症の毎日、いらいらの毎日、うつうつとした毎日が、私の診察している子供さん達の背中に、将来予想されることとしてありありと目に浮かびます。
患者さんのご両親は、
頭痛の原因が、脳腫瘍などではないと私がお話すると、もちろん安心するのですが、
大切な問題点は何なのかというと、この子が抱える、これから、70年、80年の将来、
Aこの固い脊椎で毎日過ごすのか、
Bこのバランスの狂った自律神経で過ごすのか、
これらのA、Bそれぞれの問題から引き起こされる未来が、現状以上に症状が悪化する状況が、見えてしまう私自身、本当にうんざりした気持ちになります。
しかし、ほとんどのご両親はこの、この子が抱える、80年近くの重みを感じていない、そのことを問題と認識されていないことが多いです。
それは、もちろん、ご両親に責任があるのでは、断じてありません。
ただ、その問題である状況を知らないだけなのです!!
解決方法はともかく、
ご両親、ご本人が今の症状のある状況を「問題」と認識していただけるだけで、状況は一変します。
もちろん、私たちは解決方法を知ってはいますが、問題認識していない方に、解決方法をお話しても、
その解決方法が全く、意味をなしません。
まさに、「猫に小判」状態です。ちなみに、世の中一般のほとんどのかたは、その状態に問題意識を持っていません。それもただ単に状況を知らないだけにすぎません。
本当に、知っているか、知らないか ただそれだけなのです。
ここで、ついに、この問題に危機感を強く感じた男が、一人立ち上がりました。
二児の父親でもあり、このブログに数回登場していただいている、山口創太さんです。
山口さんは現在 横浜市江田で バランス教室を主催しており、
オリンピックを目指しているフィギュアスケーターやアルペンスキーヤー、なでしこジャパンの選手などを中心に
独自の本質をついた実践的な体幹トレーニングを指導されています。
あらゆる、選手や受講生の「なぜ、体のバランスが崩れるか」を追求し、現在膨大なデータが、山口さんの頭のなかに蓄積されています。
そのため、体のバランスが悪くなっている「理由」を個々に理論的に説明していただけます。
決して
コーチ自身が、バランスがよいから、単純にこれをまねしてみろ、というような指導方法ではありません。
その、山口コーチが、横浜のあざみ野で先日、子供たち、そのご両親たちに講演を行ったさいに、衝撃をうけたことがあります。
それは、子供たちの想像を絶するバランスの悪さでした。体の感覚の悪さでした。
このまま成長すると、大けがをする可能性が高いし、本人が日々の生活に苦しむはずだ。
逆に、バランスを整えることで、体は楽になり、運動神経はよくなり、勉強の集中力がつく。
このことを、ご両親や子供たちに伝えない、という選択肢はない。
とついに行動されることを決意されました。
日本の未来のために、立ち上がることを決意されました。
まずは、問題認識していただくこと
何度もいいますが、そこに宝があることを知っているか、知らないかただそれだけで、行動が変わります。
問題解決方法を知ってはいるものの、それを問題認識していないかたに教えても意味がない。
という訳で、
今後、問題認識という部分におきまして
来年春、4月付近をめどに、小学生の子供さんと親御さんのペアで15組ほどを対象に、当院の相武台、また厚木近辺での体験講演会を検討しております。
詳細はこちら→10才までのコアトレ 親子体験セミナー
先着順にしていきたいと思いますので、
また詳細が決まった後の、応募の際には何卒よろしくお願いいたします。
本日も読んでいただき大変ありがとうございました。
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
『ストレートネックの状態になっている子供さんは、側彎や変形性頸椎症あるいは、
腰椎ヘルニア、へと進む確率が高く、そうなれば、日々、だるく、慢性的に痛みがあり、
やる気がでない、集中力がなくなります。普段から転びやすい体となり、
スポーツをしても、けがの耐えない選手生活となってしまう。』
現在身近な友人でもストレートネックに苦しんでいて、
その子供もストレートネックのようだ、遺伝のようだ、と言っていたことを思い出しました。
けれど、それも親自身がストレートネックになる生活環境
(自律神経を常に緊張させている状態)で本人は自覚していないのですが、
子供にも同じような生活をさせているのかも知れないと気付きました。
本当に”知っているか、知らないか”で大きく変わるのですね。
実際友人の高校生のお子さんも常に偏頭痛を持っているのです。
常に自律神経が緊張状態に置かれる現代で
必要なコントロール、健常に生きる道しるべですね。
今の症状のある状況を「問題」と認識するだけで、状況は一変するので、常に問題意識を持っていかなくてはいけないと思いました。
問題認識をしていくことが、いかに重要かわかりました。今自分がどんな状況でどんな問題があるのかを、把握していきたいと思いました。
私もかつてはストレートネックで、辛い時期がありました。
常に首が張って頭痛がしていて、何をするにも集中力や持続力が持てませんでした。
どうして首が痛くなるのか?
何が問題なのかと考えるところから始め、やっと頭痛のない生活を手に入れました。
世の親御さん達には、少しでも早く問題を認識して子供のうちから苦しまないようにしてあげて欲しいです。
西洋医学が浸透しているのでどうしても病気と診断されたら治療するという思考になってしまいなかなか予防し、病気にならないようにするという思考が浸透していないように感じます。介護保険も重症な方が補助が手厚い為、リハビリを継続するなどすれば改善するような人達も本人、家族に意欲が感じられないこともしばしばあります。健康は自分自身で獲得するという意識で日々過ごし良い状態、気持ちいい状態でいたいです。慢性的な症状は感覚が麻痺し、状態が悪くても普段と変わらないと勘違いしてしまうので注意したいです。
源流様 ありがとうございます。おっしゃるように受け身になるとどんどん状況がわるくなりますね。
自律神経の緊張状態が、すこしづつ体を悪い方へ変化させていく。それが、お子さんにも起こるようになってきたのは、便利な世の中になってきたからなのかもしれません。体を動かさなくても楽しいことが身近にあったり、毎日のように塾があったり習い事があったり。子供からのなにかしらのサインがあったときには、大人はそのことに気付き、ちゃんと向き合って、ひどくならないように解決していかないと将来たいへんなことになると思います。緊張をほぐし、自律神経を整えていくこと、大人が理解して子供にも伝えていくのは大切だと思いました。