開業7周年を迎えて、「新たな息吹」
開業7周年を迎えて
こんにちは、今年の6月30日を持ちまして
開業させていただいてから おかげさまで7周年となり、
2018年7月2日から8年目に入ります。
当院が、発信させいただいている、ブログなり、映像を
見ていただくとご理解いただけると思いますが、
当院が誇れる唯一のことがあるとすると
開業当初から、発信させていただいている内容にブレがないということです。
その理由は、絶えず、当院の存在理由に立ち返る作業を
職員とともに毎日行ってきて、それを継続しているからだと考えております。
その姿勢は、開業当初は、叩かれる要因でしかありませんでしたが、
年を重ねるごとに強みとなり、さらにその強さが,
関わっていただいている患者さんとともに
心地よく増幅してきております。
当院の存在理由とは、
「体の声を聴き続ける、そうすれば健康への道が拓ける。」
という メッセージを 自分も含めて
関わっていただける人たちに伝えていくことです。
僕自身,
脳卒中の患者さんを主とした修羅場のような救急の医療現場で、
悪戦苦闘させていただいた経験の中で、
日本の医療が混乱している原因は、
医療自体が悪いわけではなく、
(むしろ 日本の医療は叡智の塊のような
洗練されたものなのですが、)
その医療がいつの間にか、
目的となり 手段であることが忘れられている。
つまりは、そもそも自分と体とどのような向き合い方をするのか、
その人間としての生き方、あり方の部分といった根幹となっているものが、
日本人の中で、失われてきているためだと気がつきました。
病気があれば、何か、手段を施さねばならない
と条件反射のような医療現場となり、
目先のことで、思考停止した状態で
混乱している現場を目の当たりにさせられました。
実際、
脳卒中で、今後意識が戻らず 寝たきりの可能性が高い
90代の方に 人工呼吸器をつける判断を医師から迫られた場合、
家族は、バタバタの状況でとにかく治療したい一心(治療が目的となった状態)で
人工呼吸をつけるという判断を行い、
その後、ご家族が考えもなかったような、
現実がふりかかってきて、
本当にその状態を 患者さんが 望んでいたかどうかなどは、
ないがしろになり何年も寝たきりの状態が続く、という現実もあります。
そのため、
まずは、体との基本的な向き合い方を発信する診療所となる。
というのが開業当初での決意でした。
そのことが、
僕が、今の日本の医療の中で一番必要なことだと痛感したからです。
それは、今でも全く変わっておりません。
開業後7年経過して
当院への入り口として
脳卒中、頭痛、めまい、だけではなく
がん治療、不妊治療、
チャンネルS (無料インターネット映像公開講座)
診察室延長戦(youtube 講座)
THE HEALTH ACADEMY (e ラーニングプラットホーム)
希少な生薬黒ガリン の販売
メトロノームトレーニング
メディカルx仏教 のお寺での講義
と多くなってきております。
そのため、
2018年の 意識する流れとしては
「整」 という
目標を立たせていただいておりました。
ただ、
一つのメッセージを伝えたいだけなのに、
どんどん
当院にコンテンツが集まってきている状況で、
その集約する作業を、
舞台裏では、多くのエネルギーを使い、
粛々と進行させております。
さらに、
7年間 そのメッセージ伝えていくこと深めていくことを
行いながら、
実感させていただいたことは、
「コミュニティーの力」 もっとコアな
「チームの力」の大きさです。
開業当初から、
日本の組織づくりのパイオニア ヒューマンバリューさん
とのご協力の元、
四苦八苦ししながら、
誇れるスタッフ達と 力強い
チームを作ることができました。
さらに、
おそらく今年の年末には、産声をあげることになる
チームの進化系ティール組織への挑戦を
発表することができると思います。
実は、
オランダの医療を数年という短期間で劇的に変えた人物がいます。
それは、一人の看護師さんでした。
その方が立ち上げた ティール組織の先駆けである
オランダのチームと なんと 当院が
タッグを組んで ジョイントベンチャーで、
挑戦的なチームを日本の相武台に創設します。
そのための素晴らしい人材も
おかげさまで整ってきております。
当院に来院されるとわかると思いますが、
スタッフの数が多いです。
今、絶望的な人材不足の中で、
こんなに人材に溢れる職場も、
稀であると思います。
その理由の一つには、
ティール組織の息吹が芽吹き始めているからだと
自負しております。
7年前は、
このような未来を想像することが、
できませんでしたが、
皆さんのお力のおかげで
年を重ねるごとに
ワクワクドキドキ感が増してきております。
8年目もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年 7月 2日 加藤貴弘拝
治療範囲 | 保険点数 | 自己負担割合 3割 | 自己負担割合 1割 |
身体の深部にある臓器 | 9,000点 | 27,000円 | 9,000円 |
身体の表面に近い臓器 | 6,000点 | 18,000円 | 6,000円 |
「当院が誇れる唯一のことがあるとすると、開業当初から発信させていただいている内容にブレが無いということ」
根っこにブレないものがあり、枝葉は世の中の流れを感じながら自由に形を変えている、そんな印象を受けます。そして、自由に伸びる枝葉は、根っこがしっかりしてるからこそだと思います。
「絶えず、当院の存在理由に立ち返る作業を職員とともに毎日行ってきて、それを継続している」
始業前に毎回確認することで、そのために自分には何ができるのかを考えるきっかけになり、仕事モードに切り替わるスイッチになるように思います。
「その姿勢は、開業当初は叩かれる要因でしかありませんでした。」
初めは受け入れられなくても、本当にいいものなら結果を出せるし、世の中に認められるようになると思います。そして、自分がそれを信じられるかが重要だと思いました。
「その姿勢は、年を重ねるごとに強みとなり、さらにその強さが関わっていただいている患者さんと共に心地よく増幅してきております。」
初めは、手探りの状態でした。でも、実際に良くなっていく患者さんを見たり、自分の体を感じる感覚が少しでも分かってくると、自分を労わる時間の尊さを感じます。
「体の声を聴き続ける、そうすれば健康への道が拓ける」
つい後回しにしてしまうけれど、本当は1番大事なことだと思います。これからも地道に続けていきたいです。
「日本の医療が混乱している原因は、医療自体が悪いわけではなく、その医療がいつの間にか目的となり、手段であることが忘れられている。」
医療の進歩はとてもありがたいことですが、薬や手術で何とかしてもらえるだろうと、自分の健康を過信してしまう人が増えるようにも感じます。医療は手段の1つで何をどう受けるのか、自分で選択するという意識を持ちたいと思いました。
「つまりは、そもそも自分の体とどのような向き合い方をするのか、その人間としての生き方、在り方の部分といった根幹となっているものが日本人の中で失われてきているためだと気がつきました。」
毎日の暮らしが便利でお手軽になり、自分の体に対しても鈍感になっているように感じます。
昔ながらの丁寧な不便を楽しむような暮らしを、体と向き合いながら、自然に感謝しながら、できたらいいなと思います。
「病気があれば、何か、手段を施さねばならないと条件反射のような医療現場となり、目先のことで、思考停止した状態で混乱している現場を目の当たりにさせられました。」
患者が急変した場合など、それが本人の意思でなくても、家族が何らかの治療を受けさせたいと希望してしまうと思います。
混乱を避けるためにも、日頃から家族には自分の意思を伝え、家族の意思も確かめておきたいと思いました。
「脳卒中で、今後意識が戻らず寝たきりの可能性の高い90代の方に人工呼吸器をつける判断を医師から迫られた場合」
家族の1人がそうなった時に、自分や他の家族がどう判断するのか、少し先の未来を想像することができるのか、分からないのが正直なところです。延命治療は誰のためなのか、家族と考えたいと思いました。
「家族はバタバタの状況でとにかく治療したい一心で人工呼吸器をつけるという判断を行い、その後、ご家族が考えもしなかったような現実が降りかかってくる」
人工呼吸器をつけないと死んでしまうと言われたら、つけない選択をする勇気はないかもしれません。他の家族がそれを選んだ時に、そのことを責めない自分でいたいと思いました。
「まずは、体との基本的な向き合い方を発信する診療所となる。」
多くの方が、クリニックで体との基本的な向き合い方を教えてくれるとは思わないでしょう。そのため、戸惑う患者さんも多いですが、わりとすんなり受け入れる方も増えてきて、世の中の流れもセルフケア重視に変わってきたように感じます。
「それは、いまでも全く変わっておりません。」
長い間、信念と情熱を持って仕事に取り組み続けるのは、強い精神力と覚悟が必要だと思います。私も覚悟を持って、取り組みたい何かを見つけたいと思いました。
「ただ、一つのメッセージを伝えたいだけなのに、どんどん当院にコンテンツが集まってきている状況」
見方によっては、一つのメッセージが様々な方向へ繋がっていくと思います。
そして、多くのコンテンツが一つのメッセージを表しているのも面白いと思いました。
『7年間、そのメッセージを伝えていくこと深めていくことを行いながら、実感させていただいたことは、「コミュニティーの力」 もっとコアな「チームの力」の大きさです。』
チームもコミュニティも、個の力が集まって共鳴しながら成り立つものだと思います。それぞれの個性が生かされるようなチームを目指したいです。
「チームの進化系ティール組織への挑戦」
新しいことを始めるのは、今と違った楽しみが増えることだと思います。自分も周りも進化していくようで楽しみです。
「今、絶望的な人材不足の中で、こんなに人材に溢れる職場も、稀であると思います。」
採用という形で会社が人を選んでいるように見えますが、実は、多くの候補の中から先にその会社を選んでいるのは、人であると思います。それだけ魅力のある職場なのだと思いました。
「年を重ねるごとにワクワクドキドキ感が増してきております。」
ワクワクしながら仕事が出来るのは、私の理想です。自分も周りも楽しく頑張れて、それが仕事になるなら最高だと思います。