こんにちは、 相武台脳神経外科 加藤貴弘です。

当院では、自分の体との向き合い方を 提案させていただいておりますが、
結果として うまくいっているのかどうなのか、その評価というのも
とても重要視しております。そのため、
少しずつ 患者さんが利用できる
検査システムを 整えております。

今回は、
その当院の検査の中で、
僕自身が マイキンソーという腸内細菌の 検査を実際に行なってみました。

マイキンソーに関して、詳細は、こちら

腸内細菌は、慢性疾患を考える上で、評価の優先順位が高いものです、

しかし、 詳細な検査は、今まであまり普及しておりませんでした。

僕自身は、今回の 検査結果を見て

100% 外食の割に 良い方なのかなと感じています。
自分なりの よかった理由としては、
アースフローラという 当院の 腸内細菌の多様性を高めるサプリを継続している。
食物繊維(腸内細菌の餌)を意識して摂るようにしている。

悪かった要因としては、
飲酒量が多かった。
肥満傾向であった。
学生時代牛乳をたくさん飲んでいたが、最近 乳製品のリスクを 踏まえて 牛乳をほとんど飲んでいなかった。

改善点としては、
飲酒量を減らす、 ダイエット、
質の良いチーズ ヨーグルトをなるべく摂取するようにする
などが パッと思いつきました

この検査は、 僕自身は、とても得るものがあり、病気でなかったというだけで終わる 人間ドックと 異なり、
今後の生活習慣の方針がとても具体的に考えられるので とてもお勧めです。

みなさんも、 ぜひ ご活用ださい。

< 申し込み方法 >

「腸内フローラ検査希望」と当院受付にお声かけください

検査キットをお渡しします(説明含む)

(予約制ではない為、キットお渡しまでにお待ちいただくことがあります)

会計でお呼びします。

検査キット内のパンフレットを参考に自宅にて検査を実施

ポストに投函

結果が自宅に届く(最短でも1ヶ月)

<<以下 院長検査結果>>

PART
1
腸内フローラのバランス(概要)について

腸内フローラは、約1000種類以上の腸内細菌から構成されています。

まずは、腸内フローラ全体のバランスに関する概要結果を確認しましょう。

腸内フローラ(総合)判定

腸内フローラを構成する菌のバランスをもとに、A~Eの5段階で腸内環境を評価しています。D、E判定の場合は、バランス崩壊(ディスバイオーシス)が疑われるため、積極的な生活習慣の改善が必要です。理想的な腸内環境に近づけるよう、A判定を目指しましょう。

C
判定
標準的
コメント

腸内フローラのバランスは標準的です。更なる腸内環境の改善を目指し、今の生活習慣を見直し、1年に1回程度の検査をおすすめします。

腸内細菌の多様性が高いほど、理想的な腸内環境に近づきやすくなります。腸内細菌の種類が豊富で、各菌がバランス良く存在していると、多様性が高くなります。
高い(良好)
平均的
低い
前回:
前々回:
多様性スコア:
6.49
コメント
多様性は高めで良い傾向です。今後も今の多様性の高さを維持できるような生活習慣を心がけましょう。
健康長寿の人の腸内に多い、「ビフィズス菌(酢酸産生菌)」と「フィーカリバクテリウム属(酪酸産生菌)」を十分量保有していたかどうかを判定しています。※各菌の詳細結果はp.4「個別注目菌の割合」を参照してください。
2種とも
豊富
1種のみ
不足気味
2種とも
不足気味
前回:
前々回:
ビフィズス菌:1.18%
フィーカリバクテリウム属:6.20%
コメント
ビフィズス菌(酢酸産生菌)とフィーカリバクテリウム属(酪酸産生菌)がどちらも不足気味です。p.4の個別注目菌の結果を確認しましょう。
1
PART
2
腸内フローラの観点からみた疾患リスク
腸内フローラは、全身の様々な疾患と深い関わりがあります。今回の腸内フローラの結果からみた各疾患リスクを確認し、将来の疾患リスクを減らせるよう生活習慣の見直しに繋げましょう。
あくまでも腸内フローラの観点のみから判定した疾患リスクであり、現時点での疾患の診断や今後の発症に直結するものではありません。
疾患の発症には腸内環境以外の様々な要因も関わっているため、予防や治療にはそれらの要因も踏まえた総合的な観点が必要です。
機能性下痢(IBS)
前回:
前々回:
コメント
腸内フローラのバランスから見た、機能性下痢(IBS)のリスクは低いと考えられます。引き続きp.5のような生活習慣を意識しましょう。
血圧系ディスバイオーシススコア
前回:
前々回:
コメント
腸内フローラのバランスから見た、高血圧のリスクは中程度です。p.5のアドバイスを参考に、日頃の生活習慣を見直してみましょう。
糖代謝系ディスバイオーシススコア
前回:
前々回:
コメント
腸内フローラのバランスから見た、糖尿病のリスクは低いと考えられます。引き続きp.5のような生活習慣を意識しましょう。
大腸画像検査おすすめ度
前回:
前々回:
コメント
大腸がんや大腸ポリープとの関連が示唆されている菌(フソバクテリウム属)はほぼ検出されませんでした。今後も生活習慣に気をつけましょう。
2
PART
3
腸内フローラの組成と個別注目菌
腸内細菌を大きく分類した(「門」レベル)際の、あなたの腸内細菌の組成を示しています。
棒グラフの部分で、マイキンソー平均と組成と比較をしたり、複数回検査を受けた際は腸内細菌の構成が変化したかどうかを確認しましょう。
マイキンソー
平均
今回 前回 前々回
バクテロイデーテス門
人間の腸内に非常に多く存在する腸内細菌の代表格。腸管免疫に重要な影響を与えていると考えられています。
39.18% 45.02%
ファーミキューテス門
善玉菌として知られる「乳酸菌」と呼ばれる菌グループや、悪玉菌の代表格である「ウェルシュ菌」など、多様な菌種が含まれる門です。
49.14% 46.10%
アクチノバクテリア門
善玉菌として有名な「ビフィズス菌」はここに含まれます。
5.59% 2.91%
プロテオバクテリア門
腸内細菌として有名な「大腸菌」や、「ピロリ菌」、「カンピロバクター属」などが含まれる門です。
3.82% 5.96%
フソバクテリア門
大腸がん発症リスクのバイオマーカーとして知られる「フソバクテリウム属」が含まれる門です。
0.00% 0.00%
その他
腸内に存在するその他の門の菌の合計を表しています。
2.27% 0.01%
前回からの組成の変化
2023/02/13
データなし
データなし
菌のなまえの豆知識 ー生物分類学入門ー
全ての生物は、「界・門・綱・目・科・属・種」という7段階の階層(階級と呼ぶ)で分類される。各階級は、生物の持つ特徴ごとに複数のカテゴリ(分類群と呼ぶ)に分けられる。また、「界」の階級では動物界に分類されたものが、「門」の階級でさらに節足動物門、軟体動物門などと分けられるように、上位の階級の分類群から枝分かれするように下位の階級の分類群が存在し、下位の階級になるほどより細かい特徴によって分類される。
【例】ビフィズス菌 【例】ヒト
真正細菌界 動物界
放線菌門 脊椎動物門
放線菌綱 哺乳綱
ビフィドバクテリウム目 サル目
ビフィドバクテリウム科 ヒト科
ビフィドバクテリウム属 ヒト属
B.bifidum, B.infantis など サピエンス種
3
ここでは、「有用菌」(腸内に十分保有していることが望ましい菌)や、「要注意菌」(腸内には多すぎないほうが望ましい菌)について、それぞれの個別菌の結果を示しています。なお、各菌の結果はすべて、今回検出されたあなたの腸内細菌全体に対する割合で示しています。
※ 男性の判定値(良好)
カテゴリ 検査項目 菌内訳(属レベル) 結果(割合)
前回
前々回
判定値(良好)
有用菌 酪酸産生菌
  • フィーカリバクテリウム
  • アナエロスティペス
  • クロストリジウム
7.35%
今回
要改善
改善の余地あり
良好
8.67% 〜
酢酸産生菌 ビフィドバクテリウム(ビフィズス菌) 1.18%
今回
要改善
改善の余地あり
良好
2.79% 〜
プロピオン酸産生菌 ディアリスター 2.95%
今回
改善の余地あり
良好
0.01% 〜
エクオール
産生菌
  • アドレクルーツィア
  • スラッキア
0.04%
今回
要改善
良好
0.01% 〜
やせ菌 クリステンセネラ 0.02%
今回
要改善
改善の余地あり
良好
0.19% 〜
アクティブ菌
  • ブチリシコッカス
  • ラクノスピラ
  • ロゼブリア
  • モノグロバス
4.52%
今回
要改善
改善の余地あり
良好
1.80% 〜
※ 男性の判定値(良好)
カテゴリ 検査項目 菌内訳(属レベル) 結果(割合)
前回
前々回
判定値(良好)
要注意菌 不摂生菌 フソバクテリウム 0.00%
今回
良好
改善の余地あり
要改善
0.00%
0.09%
エシェリキア菌 エシェリキア-シゲラ 0.00%
今回
良好
改善の余地あり
要改善
0.00%
0.01%
肥満菌
  • フソバクテリウム
  • ステレラ
  • メガスファエラ
3.94%
今回
良好
改善の余地あり
要改善
0.00%
2.50%
便秘関連菌 ビロフィラ 0.08%
今回
良好
改善の余地あり
要改善
0.00%
0.10%
4
PART
4
結果別改善アドバイス
p.3「腸内フローラの観点からみた疾患リスク」に対し、各疾患リスクの低い腸内フローラに近付けるためのアドバイスを記載しています。リスク判定の結果が高いものほど、「あなたへのおすすめ度」も高くなっています。
※下記のアドバイスのみで疾患の予防・改善を保証するものではありません。腸内環境以外の要因も踏まえた予防策が必要です。
機能性下痢(IBS)スコア
あなたへのおすすめ度

現時点の腸内フローラでは、機能性下痢(IBS)のリスクは低いと考えられます。
現状を維持するために、引き続き下記のような生活習慣を継続しましょう。

  • 適正体重(BMI18.5以上、25未満)を維持しましょう
  • 定期的な運動習慣をつけましょう
  • 果物やきのこ類、納豆などの食材を積極的に摂りましょう
血圧系ディスバイオーシススコア
あなたへのおすすめ度

現時点の腸内フローラでは、高血圧のリスクは中程度です。
下記のような生活習慣を意識して、よりリスクの低い腸内フローラを目指しましょう。

  • 適正体重(BMI18.5以上、25未満)を維持しましょう
  • 緑黄色野菜、牛乳・チーズ、未精製穀物(玄米、雑穀米等)等の食材を積極的に摂りましょう
代謝系ディスバイオーシススコア
あなたへのおすすめ度

現時点の腸内フローラでは、糖尿病のリスクは低いと考えられます。
現状を維持するために、引き続き下記のような生活習慣を継続しましょう。

  • 適正体重(BMI18.5以上、25未満)を維持しましょう
  • きのこ類や牛乳・チーズ等の食材を積極的に取りましょう
  • 定期的な運動習慣をつけましょう
大腸画像検査おすすめ度
あなたへのおすすめ度

大腸がんや大腸ポリープとの関連が示唆されている菌(フソバクテリウム属)はほぼ検出されませんでした。今後も生活習慣に気をつけましょう。
現状を維持するために、引き続き下記のような生活習慣を継続しましょう。

  • 果物、ヨーグルト・乳酸菌飲料、牛乳・チーズ、大豆製品、未精製穀物(玄米、雑穀米等)等の食材を積極的に摂りましょう
  • 喫煙、飲酒習慣の見直しをしましょう
  • 定期的な運動習慣をつけましょう
  • 適正体重(BMI18.5以上、25未満)を維持しましょう
5
個別注目菌(有用菌)
改善ポイント トップ3
p.4の個別注目菌(有用菌)の結果を改善するために、
あなたにとって特におすすめの、具体的な改善実践方法やアドバイス上位3項目です。
1
牛乳・チーズの摂取
牛乳やチーズには、腸内細菌のエサとなるオリゴ糖が含まれています。マイキンソーデータでは、牛乳・チーズの摂取頻度が高いほどビフィズス菌の保有率が高い、というデータもあります。
この生活習慣で改善できる菌
  • 酢酸産生菌(ビフィズス菌)
  • 酪酸産生菌(アナエロスティペス)
  • やせ菌(クリステンセネラ科)
2
運動
適度な運動は、自律神経に良い影響を与え、排便に必要な筋肉作りにも繋がります。マイキンソーデータでは、週に60分以上運動している人ほど菌叢が安定傾向にあります。
この生活習慣で改善できる菌
  • 酢酸産生菌(ビフィズス菌)
  • 酪酸産生菌(フィーカリバクテリウム)
  • やせ菌(クリステンセネラ科)
3
飲酒改善
飲酒の頻度や量が多いと、腸内環境に負担になっている可能性があります。少なくとも1週間に2日程度は休肝日を設け、1回の飲酒量は適量(ビール:中瓶1本、日本酒1合まで)を心がけましょう。
この生活習慣で改善できる菌
  • 酢酸産生菌(ビフィズス菌)
  • やせ菌(クリステンセネラ科)
6
個別注目菌(要注意菌)
改善ポイント トップ3
p.4の個別注目菌(要注意菌)の結果を改善するために、
あなたにとって特におすすめの、具体的な改善実践方法やアドバイス上位3項目です。
1
ヨーグルト・乳酸菌飲料の摂取
ヨーグルトや乳酸菌飲料は、腸内細菌として働く菌が含まれた食品(プロバイオティクス)です。腸内に定着しない傾向があるので、継続的に摂るようにこころがけましょう。
この生活習慣で改善できる菌
  • 肥満菌(フソバクテリウム)
  • 肥満菌(メガスファエラ)
2
果物の摂取
果物には、腸内細菌のエサになる水溶性食物繊維や糖アルコールが含まれています。特に旬を迎えた果物は、栄養価が高い傾向にあります。1日1品の果物が理想的な習慣です。
この生活習慣で改善できる菌
  • 肥満菌(フソバクテリウム)
  • 肥満菌(メガスファエラ)
3
玄米雑穀米の摂取
玄米や雑穀米などの未精製穀物には、腸内細菌のエサとなる食物繊維が、精製穀物より多く含まれます。玄米や雑穀米、全粒粉パンなども意識して選ぶようにしてみましょう。
この生活習慣で改善できる菌
  • 肥満菌(フソバクテリウム)

 

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  • 当院院長加藤貴弘へのインタビュー は、こちら
  • 相武台脳神経外科「就職の羅針盤」 共通の志のもと、切磋琢磨しともに成長するチームメート随時募集中。
  • 超高濃度ビタミン点滴療法。
  • 診察室延長戦(診察室でよくするお話をネット上にあげています。)
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  • 軽度認知障害(MCI)スクリーニング検査に関しまして、こちらより。
  • 相武台脳神経外科5年の歩み
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    治療範囲 保険点数 自己負担割合 3割 自己負担割合 1割
    身体の深部にある臓器 9,000点 27,000円 9,000円
    身体の表面に近い臓器 6,000点 18,000円 6,000円
    ※病状の経過によっては途中から自由診療に切り替わる可能性もありますので、その際は再度ご説明させていただきます。 <自由診療での料金> 受診時にご説明いたします。
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