現時点においては、認知症を根治させることはできませんし、発症してしまうと完治させることはできません(上記のようにアリセプトは「遅らせる」ことができるだけです)。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、認知症と生活習慣病は大きく関連していることが分かってきました。
生活習慣病とはすなわち、糖尿病や肥満、高血圧など、ですね。
生活習慣病を患うとその分、認知症が発症しやすくなることが分かってきていますから、いかにして生活習慣病を未然に防ぐか、ということもまた大切です。
適度な運動や食生活が大切なのは、生活習慣病を防ぐだけではなく、認知症の発症可能性があるとわかっている場合、それを未然に防ぐためにも大切、ということになります。
だからこそ、認知症の早期発見が鍵を握ります。
認知症となる可能性を早期に発見することで、生活習慣病のように運動や食生活で改善できる、ということですから。
さらに踏み込むと、認知症かもしれないと疑われる段階で発見することができれば、発症自体を遅らせるだけではなく、発症させないことも可能になります。
事実、エーザイ製薬の内藤晴夫CEOが2015年7月4日に東洋経済オンラインにおいて語った内容を紹介すると・・・